石決明(せっけつめい)

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「基源」
科名:ミミガイ科/生薬名:石決明(セッケツメイ)。
ミミガイ科の3種のアワビの貝殻が基源とされている。
①九孔鮑(きゅうこうほう)「和名:フクトコブシ、学名:Haliotis diversicolor Reeve.」 福建、広東、海南省などの暖海に産する。
②盤大鮑(ばんだいほう)「和名:クロアワビ、学名:Haliotis discus hannai Ino.」 遼寧、山東省などに産する。
③羊鮑(ようほう)「和名:マアナゴ、学名:Haliotis ovina Gmelin.」 台湾から南海一帯に産する。
このほか、大鮑(あわび)も用いられ、トコブシの貝殻も用いられる。

「出典」 名医別録 上品
「別名」 真珠母(シンジュモ)、千里光(センリコウ)、鮑魚皮(ホウギョヒ)、九孔螺
「性味」 鹹/微寒
「帰経」 肝、肺

「成分」
炭酸カルシウム90%以上、有機質3.67%、少量のマグネシウム。鉄、リン酸塩、ケイ酸塩、塩化物及び微量のヨード。
「効能」
利尿、制酸、止血薬とする。また、眩暈、色盲、視力障害に用いる。
「薬理作用」
平肝潜陽、退翳明目
「応用」
1.めまい、眩暈に用いる。
頭がふらつく・目がくらむ・頭痛・頭がはる・耳鳴り・不眠などの肝陽上亢の症状に用いる。高血圧症で上述の症状があるときは、滋陰薬を配合して滋陰潜陽(鎮静・降圧)の効果を強める。
石決明には平肝潜陽の効能があり、生地黄、白芍、牡蠣など養陰平肝薬を配伍して、肝腎陰虚、肝陽上亢による眩暈の治療に用いる。
もし肝陽が盛んでかつ熱象があれば、夏枯草、釣藤鈎、菊花など清熱平肝薬を配伍して治療する。
2.目の充血と腫痛、かすみ目などに用いる。
角膜混濁に使用する。陳旧性・急性を問わず角膜混濁には方剤中に石決明を加える。とくに肝火旺による目の充血・羞明をともなう角膜混濁に適用する。
石決明は清肝明目の主薬で、決明子、菊花などを配伍して、肝火上炎による目の充血と腫痛に使用し、蜜蒙花、谷精草などを配伍して、風熱によるかすみ目の治療に使用する。
肝虚血少、慢性の視力減退に、莵絲子、熟地黄などを配伍する。例:石決明丸。
3.肝腎陰虚による骨蒸潮熱に用いる。肺結核・自律神経失調症でよく見られる顔面紅潮をともなう微熱に適する。
このほか古人は経験的に、石決明は“五淋を治す”としており、現在も泌尿器系炎症に対して使用する。
「処方例」
石決明散、石決明丸など。
「用法・用量」
内服:煎剤には1日10~30グラム、砕いて先に煎じる。あるいは丸・散剤に入れる。外用:適量。

商品名石決明(せっけつめい)
規格500g
価格1280円・箱
製造元中国
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